話:シャイニングスターズ・岡田/構成:お笑いTV編集部

シャイニングスターズ・岡田が上京したばかりの頃、知り合いに紹介されたのは、山で行う調査のアルバイトだった。

神奈川県の山に入り、木の間をかき分け、急な斜面を登る。プロの人に指示された場所に立って、赤と白の棒を持ち、写真を撮ってもらう。地すべりが起きそうかどうか、角度を測るための作業だった。

足場から滑り落ち、たまたまあった木をつかんで助かったこともある。岡田にとって、気の抜けない仕事だった。

そんな山奥での昼休み。みんなで弁当を食べていると、下の方をイノシシが走っていくのが見えた。

「これは危ない!」

一行が真っ先にしたのは、弁当をカバンに押し込むことだった。

「弁当隠して!弁当隠して!」

全員で一斉に弁当を隠し、じっとしていたという。

聞き手から「そっちを優先するんですね?」と問われると、岡田はこう答えた。

「『弁当に釣られてきたのかな』と思って。それで事なきを得ました。」